ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

問われるNPOの理念・・・楽しいはずのイベントが

本日予定通り、品川区荏原文化センター大ホールで行われた
 
「第2回視覚障害者の集い・音楽とお噺を聴く時間」というイベントを観てきました。

立道聡子さんの歌を生で聴くのは7か月ぶり、
 
球児・好児の漫才は数十年ぶりでした。

 
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聡子さんの歌は3曲と少なく、開演30分ほどで終了し、

いくつかの演目をはさんで球児・好児の漫才とイベント

としてはまずまずかと思いましたが、最後がいけません。

支援者紹介という段階になって、
 
協力NPOの人間が出てくるのはわかります。
 
その次の品川区長代理で区の福祉課長までは十分理解できます。

しかしなぜ品川区議会副議長で公明党の区議会議員や、
 
 
公明党参議院議員までが壇上に現れるのでしょうか。

実は最初からいやな予感はしていました。

会場で渡された資料一式の中に、一国会議員の活動報告が入っていたからです。

視覚障害者に対する国や自治体の支援報告はNPO

まとめて報告すればいい事です。

それを如何にも「私はこのような政治活動をしています」

的な演説を打ち、今回の参議院選にも出馬しますなど

という事まで口走り、最後には会場に来た観覧者を

お見送りという行動までやってのけました。

いったいこのイベントの趣旨は何だったのでしょうか、

せっかく会場を盛り上げてくれた出演者の苦労を

ことごとく砕いてくれて、私の気分まで台無しに

してくれました。

NPO法人を政治の道具に使っていますし、

NPOの理念というものをどう考えているのか

わかりません。

結局このNPO公明党出先機関

判断せざるを得なくなりました。

品川区長が公務を理由になぜ来場しなかったのかよく

わかります。区長には最初からこの魂胆が分かっていた

からなのでしょう、さすがです。

私は今後このNPOのイベントには一切参加いたしません。

やっている事は確かに障害者のためになっています、

でも結果的に行きつくと処はこのように善意を政治に

「利用する」という事に受け取れます。

いったいあの人たちは何のために来たのでしょうか。