ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

政治的に動きのあった1日・・・東京のことですが

30万人もの署名を集め原発の稼働に対して
 
住民投票の条例を作ろうとした例の件、
 
予想通り反対多数で否決されました。
 
此処に到達する以前に、
 
あの署名の目的そのもの
 
何の権利も有しない人間がただ「反対」の声を
 
あげるだけのばかげた茶番であったということです。
 
原発の稼働そのものは国家である政府が決定し、
 
それを動かしていくものです。
 
東京都民がその稼働に「反対」の意思を表しても、
 
何の意味も、拘束力もありません。
 
最初から土俵の外で騒いでいるだけのパフォーマンスです。
 
あの条例案が出される前に、意見陳述をちらっと聞きましたが
 
完全に個人的自己中な意見の塊であって、都民の「利益」に
 
つながることは何一つ言っていませんでした。
 
石原都知事は言っていることは分かるが、
 
物事は複層的に考えなければいけないと、
 
的を射た見解を示していました。
 
最近は己の権利ばかり主張して、物事の本質を語れず
 
ただ目立つだけのパフォーマーが多すぎます。
 
こういった「反対」をする人の中で、原子力発電は
 
何の反応を利用して発電をしているのか、
 
原子力発電はその仕組みによって何種類あるのか、
 
核融合とは、核分裂とは何なのか、原子力はなにゆえ
 
クリーンエネルギーと呼ばれているのかさえ、
 
全く分からないまま、ただ危ないから反対だと言っている人が
 
ほとんどです。
 
それを取り巻く産業や生活してきた人がいる限り
 
簡単には反対を口に出せないはずです。
 
今考えなければいけないことは、
 
この原子力に変わるエネルギーを実用段階にもっていく研究と実験です。
 
40年後の廃炉に向けて、
 
国家としての方針を明確にすることはもちろんのことですが、
 
今はどう騒いでもどうすることもできません。
 
20年すれば稼働中の原発も老朽化により少しずつ停止しはじめます。そ
 
れまでにすることは前出の
 
新エネルギーの実用化と放射能除去の技術を確立させていくことです。