ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

入ってみたら驚いた Vol.5・・・携帯電話

話を入社してすぐのところまで巻き戻します。

社内だけで仕事をこなす人は除外しますが、

現場を行き来する方たちでの中で、携帯電話を

会社から支給されていない方はどれくらい

いるのでしょうか。

私の現場歴の中では、携帯電話以前のポケベル

の時代にさかのぼります。

これは当然会社支給ですが、自分が中心となって

現場を動かさなくても、今の時代は会社が

携帯電話を支給するのが当たり前です。

みやび建設はそうではありません。

入って聞いたら個人の携帯を使ってくださいでした。

名刺にも個人の携帯番号を刷り込んでいました。

この会社は、プライバシーという言葉を

知らないのでしょうか。

ここに入った殆どが「何だここは」と思った事でしょう。

個人の携帯を社用で使わせるからには

その使用料金を会社が負担するのは当たり前の事です。

この会社は、1円も払っていませんでした。

先日、社長に送りつけた内容証明にも、

この金員を請求した文章を書き込んでいます。

こればかりか、私が現場巡回した交通費迄

精算していません。

私だけではなく、現場監督が立て替えた分まで

払えなくなっていたのです。

10月の請求分がいまだに未払いのままです。

8月、9月、10月と徐々に現場が停止状態

になり、安全管理をする現場がほぼなくなりました。

現場によっては、未払による停止から、解約に

なる現場、業者の工事代金を施主が直接支払い、

みやび建設は施工管理のみの現場、

こうなると請負ではなくなります。

当然お金は回らなくなります。

ところがこの状況を、

会社の経営陣は誰も説明しません。

すべて巡回した現場からの情報をつなぎ合わせて

自分で判断をしていました。

現場が止まっても、解約しない限り請負状態は

継続されます。したがって、安全管理ではなく

状況確認をする場所が増えていきました。

 

Vol.6では、建設業法違反と

2回目の給料の遅配について書いていきます。