ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

入ってみて驚いた・・・みやび建設 Vol.2

安全管理として入社しましたが、

実のところこの会社は「安全管理」

という業務を理解してなかったようです。

この会社が東京進出し、物件受注がうまく行き、

建物も高層化しだしたという実情から、体裁を保つ

意味で募集をかけていたのでした。

私より先に入社した安全担当の方が、それまでの経験で

安全書類のフォーマットを作成し、書類の作成を促したそうです。

それは会議の場での出来事です。

みやび以外の下請けの監督

(みやびが丸投げをしている会社)もいたそうですが、

開口一番、忙しくてできないとほざいたそうです。

監督失格のレベルではありません。

現場監督が安全管理の重要さを理解していません。

この書類作成の段取りは、

決して難しいものではありません。

自分で作成するのは、

基本事項をフォーマットに打ち込み

これを各業者に配布して、必要事項を打ち込んで、

書類にするだけの作業です。

その程度の作業ができないのであれば、

現場にいる必要はありません。

みやびで工事を統括し、執行役員を名乗る部長さんは

滋賀県公共工事もやっていたと

面接で語っていましたが、

安全書類も必要としない程度の工事

だという事がわかります。

もともとこの会社にはフォーマットも

存在していませんでした。

入社した当初、下請けの住所録もなかったので、

積算担当の方が持ち込んだ業者住所録を

整理して、使えるものにしましたが

それを使うまでには至りませんでした。

安全管理の仕事に対しての指示は入社以降

何一つなく、自分で現場巡回の予定を組み

各現場を半月から3週間に1回廻れるペースで

巡回を始めました。

残念なことに、丸投げを受ける会社が、

無許可業者で

尚且つ、そこの経営者がみやび建設東京支店の

統括部長という肩書でした。

みやび建設はこの無許可会社を東京進出の

足掛かりにしていたのです。

最初の段階から、建設業法違反をしていたのです。

このような状況で、仕事がまともに流れるわけが

ありません。現場巡回も目を覆いたくなるような

状況でした。

            … Vol.3 へ続く