ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

時代を駆け抜けたアイドルたち 5  ” 70年代から80年代のアイドルたち 1"

70年代に忘れてはならないオーディション番組に 「 スター誕生 」 があります。
今から30数年前、この番組からいろいろな歌手が巣立っていきましたが、あの頃は1曲目が売れないとそれで終わりの時代でした。森昌子山口百恵桜田淳子中森明菜岡田有希子などは別格ですが、たった1曲でもいい歌は結構ありました。
私もあの頃の音源としてぜひとも手に入れたいのが幾つかありました。
30数年前ですから、廃盤は当たり前です。でも探せばあるもんですね、VAPレコードから出ているその名も「 スター誕生 」やビクターエンターテイメントから出されている「 アイドル宝石箱 」に探していた音源がありました。
ビクターから出されていた中にその音源、  松下恵子 「 花嫁の父 」が 私のさがしていた楽曲です。
私の記憶も曖昧で、彼女の曲を聴いてみて覚えていたのが最初と最後のフレーズだけでした。
この曲の作詞は、「 阿久 悠 」さんです。

    花嫁の父
明日の朝 お嫁に行く もう今夜だけ  
父さんとさし向かい おしゃべりしていた
いい人でよかったと いいながら
どこかしら さびしげな父の顔
夜がふけて 月が出てて
久々にお酌して
こころでさよなら いっていた
泣き泣きさよなら いっていた


父ひとり娘(こ)ひとりで ただふたりきり
花嫁の衣装見て 想い出していた
泣き虫が もうこんな年令なのか
なぜかしら さびしげな父の声
夜がふけて 月が出てて
縁側で肩並べ
こころでさよなら いっていた
泣き泣きさよなら いっていた
泣き泣きさよなら いっていた


30数年ぶりに聞きましたがいい歌でした。
これ以外にもこの2社から出されていたCDの中から懐かしい楽曲をみつけました。
「 白い羽根  柴 葉子 」、「 初恋  最上由紀子(さいじょうゆきこ)」
「 17才の行進曲  菅原昭子(すがわらしょうこ)」、「 人魚の夏   小林美樹
「 少し遠出をしてみませんか  浦部雅美 」、「 若草のデート、ハロー・サンシャイン  北村優子 」
1回聞いただけで昔を思い出しました。

スター誕生の出身者の中で異色なのは、今やサスペンスの女王として活躍する 「 片平なぎさ 」です。
もともとは歌手でしたが、役者のほうの仕事が忙しくなったのと、ヒット曲に恵まれなかったのとが歌手をやめる要因になりました。
彼女のデビュー曲「 純 愛 」の音源も手に入れたい一つでした。幸いにも彼女のベストCDが出ていたのですぐ入手できましたが、ほかの曲を聴いていて思ったことは、やっぱり歌手をやめてよかったと感じたことです。歌のうまい下手ではなく、詩の内容の殆どが寂しいものばかりでした。
彼女は以前テレビの中で、結婚を考えるまでに至った男性が居たそうですが、お芝居に恋をしてしまったとかで、独身なんだそうです。じつにもったいない話です。彼女は昔と少しもかわっていません、女性としてのかわいらしさやチャーミングな部分は昔より数段良くなっています。わたしより一つ年上です、百恵ちゃんが彼女より一つ上になります。わたしならいつでも主夫になってあげるんですけどね。