ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

ZARD・IZUMI SAKAI 追憶 2

ZARD ~ WHAT RARE TRACKS! ~ Second Edit  
これはライブツアーで売っていたアルバムです。
ツアーのあとこれが全国発売されることが決定し、準備が進んでその発売直前に急遽キャンセルされた経緯があります。ファンにとってはこれがうれしい事態に変わるわけですが、このことも彼女の拘りから起こったアクシデントでした。
ファンクラブから送られてきたのは、このCDで彼女からのプレゼントと言うことでした。
私から言わせてもらうと「オイ オイ」でした。買ってしまったファンは2枚手元にあることになります。もっとも、こちらには彼女のメッセージシールが貼ってあるので意味合いが違いますけど。
いまだに開封していません。
ファンからすれば粋な計らいに感じますが、制作スタッフにしたら「何ということを」であり「仕方ないか」で済まされますが、経営側にとっては大きな損失です。
これがリリースされれば5万枚は売れたでしょう。ところがみんなに配ったために利益がそっくり損失に変わったわけです。彼らには単なるわがままでしかなかったのです。
彼女がデビューして以来、グッズと呼ばれるものの販売はツアー以外では行っていません。
それも値段設定の根拠が分からないバカ高いものがありました。
なぜ彼女がこのような小物を販売しなかったのか、彼女はそういうもので自分を売り込みたくなかったからです。彼女は「詩」一本で勝負をしたかったからです。彼女がサインを入れたグッズなら間違いなく売れたでしょう。反面、彼女が関わってしまったら決まるものも決まらないくらいに拘ってくるでしょう。彼女はそんな面倒くさい事に時間を取られたくなかったのです。
今回、ビーイングが売り出しているグッズに彼女の「 意思 」は反映されていません。
彼女とは無関係につくられて売られている物です。価値はありません。
彼女がこのことを知ったらさぞかし怒ることでしょう。

もうすぐ追悼ライブですね。
彼女のことをどう思って皆さんはライブに行くのですか。
自分に言い聞かせるためにいくのですか。
考えてあげてください、彼女の無念さを。
そして思いっきり涙を流してあげてください。

昨日、私の原稿を弁護士に託しました。
出版社には2週間前に送ってあります。
彼女のご両親宛ての手紙も盛り込みました。もちろん実際には送れません。
今後の展開を見守って下さいね。