ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

ZARD・坂井泉水「死までの軌跡」3-2報道

3の続きです

事故を否定することはできてもそれを肯定することはできませんでした
自殺を肯定することはできてもそれを否定することはできませんでした
これが分析を通して辿り着いた私の結論です。

私たちWEZARDは、坂井泉水の死を、彼女が守った人生を、その生きざまのすべてを
受け入れます。それが私たちの選んだ人生です。泉水が支えてくれた人生だからです。

彼女の死を決して美化しないでください。それは彼女の人生を否定してしまうことです。
彼女の人生を否定するということは、自分の人生を否定することです。
私は自分の人生を否定しません、坂井泉水を愛した自分の人生を。


この書面を公開するか否かは皆さんのご判断にお任せします。
もし、事務所に対してご質問なさるのなら決して単独でなさらないでください。
皆様の力を結集させてください。二度と煙に巻かれないように。


平成19年 8月3日


ZARDE OFFICIAL FANCLUB WEZARD
MEMBER'S No. 19057



個人名刺を同封しました、会社員としての名刺は同封しません、ご了承ください。


以上が報道各社へ送ったメッセージです。
警察からの連絡には正直驚きました。しかしそれが私にとって千載一遇のチャンスでした。
捜査責任者へ再度聞き返したのは、サツ(警察)廻りの番記者が使う手法です。捜査員は
聞き返されたことに対して何かしらのヒントをくれます。案の定、彼は喋り方を変えてき
ました。 その言葉尻、アクセントに全神経を集中させ聞き洩らすことのないよう話を聞き
ました。少しでも時間を引き延ばすために、著作のことを言うと逆にアドバイスをしてく
れました。それが著作や手紙を知り合いの弁護士に精査を依頼する方向へ導いてくれたの
です。
今回、警察当局へ送達した書簡には非常に厳しい表現を使っています。それは真実を追求
したかったからです。それがご両親を傷つけてしまうのではないかという懸念が
自分自身の迷いに繋がりました。その謝罪の意味を込めて、著作の中にはご両親への手紙
を盛り込みました。お二人への連絡先もわからない私にはそれが精一杯の作業です。
報道機関は彼女の追悼ライブを最後に、ZARDの報道はしないでしょう。
彼らは怒っているように感じますし、ビーイングの動きを静観しているように思えます。
私の個人名刺には所属関連団体ほか、私への連絡先すべてが記載してあります。
いつでも連絡可能な態勢をとっています。それでいて何のアクションもないのは、彼らが
全てお見通しという事に他ならないのではないでしょうか。
警察も同様に彼らの嘘は見抜いています。捜査はしませんとはっきり言っています。
司法警察の大原則は民事不介入です。両者とも関り合いたくないということです。
ファンクラブのサイトを覗くと、「これでもか!」と云う位いろいろな記事や情報が氾濫
しているように思えます。これはファンの気を逸らし死の疑惑から遠ざけ、購買意欲を
煽っているからです。彼女が存命中CD発売の間隔というものは、こんなにハイペースで
行ったことはありません。私たちもそれを受け入れていました。ビーイングは焦っている
のです。自分たちの保身のために報道や警察、ファンに嘘をつきこの時期を逃したら彼女
の作品は売れなくなると踏んでいるからです。もっとじっくりやればよかったのです。
私たちに嘘をつく必要などなかった、始めから本当のことを伝えたほうが彼女の気持ちを
理解してあげられる時間ができたのです。そのほうがZARDを大切に守って行けたのに、
やはり彼らは10年後の自分たちのあるべき姿を考えていなかったのです。
「保身」は決して悪いことではありません、企業なら考えて当たり前の手段です。
ただしそれはまともなプロセスを踏んで行うことです。彼らの行ったことは人間として
常軌を逸しています、彼女の死を踏み台にしてしまっています。
坂井泉水はなぜこのような寂しい最期を迎えなくてはならなかったのでしょうか。
私も数多くの芸能人の死を看てきましたが、このような報道のされかたをした人を看た
とがありません。彼女の場合は酷すぎるし可哀想で言葉になりません。
前出の著作は最終訂正を終え、前回の出版社へ送りました。今後、審査を経て出版検討と
なりますが、今回駄目でも協力してくれる出版社を探すつもりです。
彼女のご両親が私を訴えることになっても、それは彼女が私に課した試練と思えば苦にな
ろうはずもありません。味方になってくれる人は沢山います。