ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

ZARD・坂井泉水 「 死までの軌跡 」  " 終  焉 "

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追悼ライブから早いもので1か月が過ぎ去りました。
すべてが終わりました。 “ 終焉 ” です。
私がこれまで動いてきたのは大きな構想を実現したかったからです。
それは泉水の為でありファンの為でもあり、ご両親の為でもあった壮大なプランです。これを実行するには少なく見ても10億の資金が必要になります。
彼女のことで警察へ書簡を送ってから、執筆作業を通してこの構想がはっきりとした形になってきました。
密葬の状況を見た時、一番危惧したのはご両親のことです。
私はお二人を見ながら今後の事を考えました。
ご存じのように、彼女は何も残さずにこの世を去ってしまいました。
当然のことながら、私達ファンには彼女のために守り通してあげるものは何もありません。
私はそれを創ってあげたかったのです。それを実現の過程まで持って行くには、
ご両親のご理解とご協力がなければ絶対に実行に移すことのできないプランだったからです。
しかし、あの音楽葬で私が抱いた危惧は現実のものとなってしまいました。
彼女のレースクイーン時代から現在に至るまでの芸能活動期間は、20年に手の届く所まできていたのは周知のことです。
ご両親もまたご存じのことです。ZARD坂井泉水としていまの地位を築き上げたのは彼らの協力があってこそという事も十分ご理解していたはずです。
それを踏まえてもなお、あの音楽葬の場にお二人からの「 メッセージ 」はおろか、彼女の位牌すら存在しなかった事実は如何なる理由からかという事です。
ご両親はやはりお怒りになっていらしたのです、あれはお二人の無言の抗議です。
お二人の下された決断は「 芸能界との絶縁 」です。
私はこのことを一番恐れていました。
私の構想を実現するための一歩さえ記すことのできないまま水泡に帰すことになるからです。
報道機関の中で「 転落死 」と記載した新聞社があったのを覚えている方もいらっしゃるとおもいます。あの意味は報道機関として自分たちの信念を貫いた姿にほかなりません。他とは一切迎合せず、自分たちの姿勢を守ったのです。
あれが報道の真の姿です。
警察も同様に私に連絡をくれました。一般民間人の私に、警察がなぜわざわざ連絡をとったのでしょうか。本来なら無視しても構わないことです、私の質問に答える義務も責任も司法当局にはありません。それを推して連絡をくれたのは、彼らが私自身に伝えたいことがあったからです。私は逆にそれを受け止めなくてはいけない責任があったのです。
密葬のとき、ビーイングのスタッフが彼女の葬儀出席を遠慮したということが言われていました。おかしなことです、彼女を創り上げたのは間違いなく彼らです。それを考えれば骨を拾って当然です、ご両親はそれさえ拒んだのです。
そう考えればすべて辻褄が合います。
そのお怒りは結局最後まで冷めることはなかったのです。
私が彼らに送った手紙で謝罪を促したのもこのことを考慮していたからです。
謝罪によってお二人の心が開かれる方向に傾いていただけることを望んだのです。
でも、彼らには伝わりませんでした。彼らの行動は記者発表の段階から先を読むことができました。報道関係者もわかっていたでしょう。
音楽葬に彼女の位牌やご両親からのメッセージすら用意できないことは、最初から彼らにはわかっていたことでした。それでいてみんなをあの会場に招いたのです。「 非礼 」以前の問題です。彼らの辞書には「 礼節 」という言葉さえないのです。
私が執筆していた作品は最初から本を書くために作業をしていたのではありません。警察へ書簡を送った後、どうしても自分の考えを纏めたかったから書いたものです。それがちょっとしたキッカケで出版社の目に留っただけのことです。できることならこれを出版して彼らの動きにまったをかけたくなったのは、ずっと後のことです。
出版はしません。二度にわたり出版社には審査をお願いしました。結果は一緒です。出版社も危ない橋は渡りたくないということです。それでよかったと思います。「 時すでに遅し 」の感が否めなかったのです。
今回の件で私に対して真正面から対応していただいたのは、警察と出版社だけでした。出版社の方には本当にご迷惑をおかけしたと思っています。
今度は出版できる原稿を書き上げるつもりです。

結局、私は彼女のために何もしてあげることはできませんでした。
無力でした。蒲池家の方々が背を向けてしまった以上彼女のことの進展は望めなくなりました。
今、WEZARDのサイトは水を打ったように静まり返っています。
彼らも疲れたのでしょう。彼らのしたことはすべてイベントだったのです。
彼らにはこれ以上のことはできません。サイトではメモリアルCDのリクエストを募集しています。これをできるのも彼女の一周忌までです。二番煎じは通用しません。彼らへ宛てた手紙の中で、5年後にはメンバーが減少すると書きましたが、実際にはもっと早まるでしょう。恐らく3年後には減り始めます、それは新しい音源がないからです。ファンは新しいものを望みます。
これは世の常です。仕方のないことです。
私が彼女に対してしてあげられることはもう何もありません。
ただ、彼女の代わりにしてあげられることが一つだけあります。
それは彼らの末路を見届けることです、行く末を見守るのではありません、最期を見届けるのです。 私の原稿は私が彼女のもとに行った時に読んで貰います。
それまでは大切に保管します。私は彼女のことを思い出にすることはできません。一度でも彼女の後を追おうとした現実がそこにある限り、思い出という生易しい形にはできません。
彼女は遠い記憶になります。
私はWEZARDを離脱するつもりはありません。消滅するときまで在籍します。それは泉水へのせめてもの償いです。
泉水のことはもう書きません。このブログにある「 ZARD坂井泉水 」の書庫は来年1月31日をもって閉鎖あるいは削除する方針です。
来年まで残すのは、私の友人たちにこのブログを読んで貰いたいからです。
みんなにはこの存在を知らせていません。年賀状で知らせるつもりです。

これからはもう一人のかわいい妹、「 美奈子 」の意思を護るために活動することにシフトを変えます。
来月6日は彼女の二回目の命日・三回忌です。
やっと彼女の墓前で手を合わせることができます。
その時は「 芸能界一人歩き 」で報告します。


最後に追記になりますが、私の著書の最終章で書き記した彼女への手紙を掲載します。
私の偽らざる気持ちです。各段落の名称を彼女の曲の題名にしてあります。段落名と併記します。


                 FOREVER  YOU

            泉水・・・これで許してくれるかい
            俺が君にしてやれることは  ここまでが精一杯
            どうしても君の寂しさを伝えたかった
            君の気持ちを真剣に受け止めたかった
            今までは君が傍に居てくれたから
            それが当たり前だと思っていた
            君が突然居なくなって
            一番大切な人だとはじめてわかった
            知らず知らずに人生を写し込んで
            君がすべての支えになっていた
            言葉にならないたくさんのメッセージ
            貰いっ放しで何も返せなかった
            護ってやれなくてゴメン
            できるなら今すぐ傍に行ってあげたい
            でもそれは許されないこと
            美奈子との約束は破れないから
            精一杯生きることを約束したから
            今度君と逢う時は
            大きな銀河のステージで謡う君を
            星のアリーナで見上げるとき
            その瞬間(とき)まで待っていて欲しい
            その傷ついた翼を休めて

            ありがとう   泉水
            そして

            お や す み ・・・  I ♡ ZU ♡ MI

揺れる想い I ・ ZU ・ MI 」より