ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

父との別れが近づいています・・・老衰には勝てないようです

昨年11月末に母が、12月初旬に退院したての父が、
 
八王子市(高尾方面)にある特養ホームに入所しました。
 
私の住む江東区と八王子市が提携している関係で
 
あちらの施設から1年ほどの時を経て声がかかりました。
 
その時お願いしたのが二人一緒に入所できないかと
 
いう事でした。
 
条件は二人とも満たしているので、あとは両者との
 
協議だけで話が進み、晴れて一緒の入所となりました。
 
入所してから2か月したころ、父が入院しました。
 
検査したところ胆管が炎症を起こしているとのこと。
 
ほかにも悪いところが見つかりしばらく時間がかかる
 
ようでした。このとき担当医からは、どんなに良い薬を
 
使っても、老衰という現象には勝てないという事でした。
 
この言葉で、私としては「葬式」の準備ということをしなくては
 
いけないのだということを教えられました。
 
「葬式」に関しては、両親がむかし「互助会」に入っていて
 
その積立が満期になり、権利を使えるというところを
 
認識していましたので、とりあえず相談をして、お金が
 
ほとんどかからないことをお聞きしました。それと同時に
 
お寺さんにも電話で相談したところ、納骨の日に

「埋葬」葬という形で法事をすればよいということを

言われたので一安心しました。

その後、父の病状も回復して、1か月ほどで退院しました。

それから5か月もしないうちに、体に雑菌が入り込んで

悪さをしたのと、軽い肺炎を併発したということで1か月入院、

それが9月初旬です。敬老の日のセレモニーを施設で行うので

それに出席して3人で食事をしたのが最後になりました。

今回の入院は急でした。最初は風邪をひいたみたいなので

施設の上にある系列の病院で診察をするという連絡でした。

そちらの方は、薬を処方されてすんだのですが、中1日で

今度は呼吸が思うようにできないので、近隣の病院に

連れていき、最悪は入院になるという事でした。

そしてそのまま入院、8日に私も病院へ行き、書類を受け取り

かたがた、様子を見ましたが、外見的にはあまり変化が無いように

思えました。そして10日の朝6時に、病院から連絡が入りました。

前日に全身けいれんを2度起こしたということで、今日検査をして

その結果を連絡するという事でした。

検査の結果、心臓以外は異常なしでしたが、その心臓が

老衰とともに機能低下をしていて、酸素を十分に体全体に

送り込むことができない状態であり、それに加えて脳の状態も

アルツハイマーで収縮が進んでいるということで、すでに

「終末期」に入っているとのことでした。

もって、1~2か月が限度です。

今日、見舞いに行って、看護師さんから話を聞きましたが

昨日は入浴をしたという事なので、容体は安定しているみたいです。

でもこれは、小康状態を保っているにすぎません。

明日は、弟の家族が見舞いに行くそうです。

昼夜逆転しているので、見舞っても眠っているのですが、

そんな状態を見ながら昔を思い出しています。

あとどれくらいの時間、父を見守れるかはわかりませんが、

自分ができる精一杯のことをしてあげるだけです。

こんな状況でも、悲しいとは思っていません。

それが自然の摂理だから、それをどう受け取めるかは

それぞれ違います。

今はそんなことを考えながら、オペラを観ています。

音楽を聴き、心を落ち着けて、冷静になれる時間を

作っています。