ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

事故報道に見るテレビ局のいい加減さ・・・足場解体中の死亡事故

今日、足場解体中にパイプが落下して歩行者を直撃、

死亡に至った事故が発生しました。

ニュースを見ていて、その調査の曖昧さに腹立たしさを

覚えます。

先ほど、テレビ朝日が現場からレポートしていましたが、

この内容のひどいこと、現場を知らないばかりか

工事のことを、調べもしていないで放送していました。

現場を見る限り、足場を解体して資材を下すために

朝顔」を外して、その縦1列だけネットを外して解体を

しているのは、誰が見てもわかります。

ところが、テレ朝の女性リポーターが発した言葉が

「意図的にここだけネットがない」と訳のわからないことを

言っていました。無知にもほどがあります。

何も調べていません。こういう言い方をすると、視聴者が

誤解をします。手順としては普通の解体の仕方です。

ただ疑問なのは、このスパンの足元で荷受けをしていたの

なら、歩道の半分は通行止めで、警備員が歩行者の誘導を

するのが当たり前です。資材が落下したということは、

受け渡しの途中で受け損ねたか、足元に置いていたパイプを

蹴ってしまったか、などが考えられますが、

舗装上の区画の仕方に問題があったとしか考えられません。

別の局になりますが、この落下したパイプのことを

長さ2メートル、幅3センチと言っていた報道がありましたが

足場パイプの規格寸法は、直径48.6㎜です。

あまりテレビの言うことを信じない方がいいですよ。