ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

オペラ「グリゼリディス」・・・菊池美奈がタイトルロール

3連休の真ん中で美奈ちゃんがタイトルロールということもあって
 
SS席をとって見に行きました。
 
お母さんは相変わらず、招待したお客さんの世話だとか
 
人数を幕間にチェックしたり客席を動き回っていました。
 
私の席から2つ前にお母さんがいて、通路を挟んで
 
右斜め前は俳優の辰巳琢朗がいて、彼の周りはその
 
関係者でした。
 
これは、自分の娘が出演しているということで来ていたのですが、
 
その娘の実力が、「なんだかな~」でした。
 
今回はキャスト4人のアリアが結構長く、聴きごたえのある
 
構成でした。菊池美奈、北川辰彦、羽山晃生、上原正敏の
 
それぞれのアリアは程よい長さで、聴き手を飽きさせない
 
テンポでした。北川辰彦さんは「ダークヒルズ恋愛白書」以来
 
になりますが、一番声が出ていました。
 
しかし、ここでダメ出しになりますが、辰巳琢朗の娘、辰巳真理恵
 
出演していると言いましたが、彼女のレベルだけが他とは比べ物に
 
ならないくらい低いものでした。
 
歌を歌うときに「ビブラート」を利かせる方法がありますが、
 
これは長いストロークのなかで用いて初めて効果が出るものです。
 
しかし彼女の場合、短い歌や台詞にまでこの方法を取り入れたため
 
実に聴き辛く、何を言っているのかわからないくらい言葉が
 
震えていました。聴き手に伝わらない方法で発声しても、
 
それは自己満足に過ぎません。こんな聴き辛い歌は初めてです。
 
彼女だけ、ほかのキャストとはレベルが違っていました。
 
なぜ、同じステージに立っているのかが不思議でした。
 
そしてもう一つは、彼女の関係者による場違いな拍手です。
 
オペラでは拍手するタイミングがあらかじめわかっています。
 
演技の流れで、アリアが途切れても台詞が続く場合は、拍手を
 
しません。今回の場合も、流れを観ていて切れ目がないので
 
拍手をする場面があまりありませんでした。
 
ところが、彼女の関係者が台詞程度(短い歌いまわし)の
 
歌が終わったところで大きな拍手を入れてしまいました。

全く場違いというか、間が悪いというか意味のない拍手で、

何を考えているのかと思えるくらいの間抜けぶりでした。

芸能界ならいざ知らず、オペラでこれをやる程度の低さに

呆れました。

なぜ彼女を起用しかというのは、話題性を優先しただけだと思います。

金を払えるレベルではありません。

美奈ちゃんはもう飲んだくれているころだと思います。

来週は麻衣のステージがオーチャードホールであります。

イメージ 1