ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

筋交いのない建物なら壊れて当然・・・熊本地震の元凶

熊本の地震で多数の家屋が信じられない崩壊を

しましたが、昨日その原因がわかる証言を九州在住の方から聞くことができました。

数百年自信がないからということで、あの崩壊した

建物の大半は「筋交い」が入っていないそうです。

それを聞いて、あの崩れ方が理解できます。

木造住宅は普通「壁量」を計算して設計します。

その壁量こそ「筋交い」を含む壁の長さです。

筋交いがなければ横揺れに対応することはできません。

壊れて当然の作りです。

関東地方の大工さん、信じられますか。

阿蘇という火山を抱えていながら、地震という

自然現象を想定していないなど、行政の怠慢が

浮き彫りになりました。

さらに、今回倒壊した建物は、持ち主の責任によって

撤去するのが当たり前ということは、いうまでもありません。

すでに解体業者を手配していて然りです。

一連の被害状況とその要因を考えても

これは激甚災害ではありません。

人災です。

東北地震の教訓が全く生かされていません。

あの避難状況を見ても、車があふれかえっています。

車移動が可能な避難状況において、マスコミは真相追及も

していません。ボランティアができる活動は

限られています。建物の撤去は素人にできない以上

食料の配給や道路の整備程度しかありません。

県外からわざわざ行くレベルではありません。

まさに自然を甘く見た当然の結果です。

それならば自力で復旧するのが物事の道理です。

「身から出た錆」であり、「情けは人の為ならず」が

まさにお似合いの言葉です。

山崩れの南阿蘇は例外ですが、それ以外は静観するのが打倒です。