ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

本質を伝えられない日本のマスコミ・・・「イスラム国」報道の稚拙さ

捕虜となったヨルダンのパイロットが先月初旬に

処刑されていたという報道がありました。

先月、別のサイトに投稿したブログに書いたように、

私が考えていた通りの筋書きだったようです。

最初から日本人を開放する考えはなく、

最後の切り札的存在のパイロットと死刑囚の交換が

現実的に不可能と判断した「イスラム国」が

何の利益にもならない日本人を殺害したという構図が

見えてきます。

あの二人が殺害された後の我が国を観る限り、

やはり現実離れした平和ボケ国家であることがわかります。

ヨルダンに特別対策本部を設置したところで、

オブザーバー的な存在でヨルダン政府に働きかけるだけで

直接交渉するすべさえなく、蚊帳の外状態の対策本部。

テレビを含めたマスコミ各社はなぜあのジャーナリストの

ことばかり取り上げるのでしょうか。

そのまえに殺害された人の報道はほとんどありません。

国からの要請を無視して自ら危険な紛争地域に入り

国家に多大な迷惑をかけ、挙句の当てに殺されたという

状況は二人とも変わりはありません。

この国のマスコミ重視の風潮がここに表れているのが

うかがい知れます。

テレビでどこかの馬鹿解説者が、

このような形で囚われた人間を救出するのは国の役目だと

ふざけたことをぬかしていましたが言語道断です。

彼らの行動は自己中心的でその行動によっているだけです。

特にジャーナリストといって行動する人間には

このような手合いが多いものです。

国民はだれも頼んでいません。

すべては自己責任で始末をつけなければいけない行為です。

それをこの国のマスコミは特別な扱いをし、テロの犠牲に

なったような報道をしています。

それは全く違うことです。

彼らはテロの中に飛び込んで行っただけのことです。

あのジャーナリストの家族が手記を発表したという

報道もありました。

いったいどこまで馬鹿なのでしょうか。

自分の身内が何をしでかしたか何も理解していません。

外務省が捕虜になっていることをこの身内に口止めした

とかしないとかの記事がありました。

この行為自体もほめられたものではありませんが、

殺害された二人の行為はそのレベルではありません。

イスラム国」の兵士がビデオの中でこれから

日本人を標的にすると言っていました。

あの二人の軽率な行動が海外に散らばるすべての日本人の

命を危険にさらす引き金を引かせてしまったという

重大な事実をこの国のマスコミは取り上げていません。

政府が緊急的に会議を開いていましたが、

あれこそ内弁慶のなせる業です。

CIA張りの諜報機関も持たない国が何を根拠に

同胞を守れるのでしょうか。

あの二人は我が国にとって「大罪人」であることは

まぎれもない事実です。

本質を見抜けない、見抜かない、伝えないマスコミは

必要ありません。

これから何人の日本人が犠牲になるのでしょうか。

世界が本気であのテロ組織を抹殺する気があるあるのなら

あの地域一帯を「核」で消滅させる以外方法はありません。

当然、近隣の無関係な住民も犠牲になるでしょう。

テロに対して直接報復措置をとれない国が何を言っても

正直、まともに見られているわけがありません。