巡って間抜けな報道をしている我が国のマスコミと
自分たちの無力さと愚かさを露呈し続けている
関係者がテレビをにぎわしている今日この頃。
ヨルダン政府と「イスラム国」の交渉が難航していると伝えていますが
あのパイロットはもうとっくに処刑されているから交渉できないのでは
ないでしょうか。
その交渉に日本人を乗せること自体愚かな考えで、
このままいけば交渉は平行線のまま、日本人捕虜も処刑される線が
濃厚のように思えます。
そもそも自分の考えで危険な紛争地域に入り込んで行った人間を
なぜ助けなければいけないのでしょうか。
こうなることは最初からわかっていたことです。
ジャーナリストだから現実を伝えなければいけないと、正義感が先行し
このような結果を招いています。
ここに一つの大きな勘違いがあります。
彼らがどのような報道をしてもこの紛争を終結することはできません。
この紛争は、そんな理屈をわかる人間たちが起こしているものでは
ないからです。
ジャーナリストって「英雄」なんでしょうか。
一部のマスコミ関係者の中では評価されるかもしれませんが、
我が国ではほとんど無関係と思っている人が多いのも事実です。
一人が処刑された途端、どたばたと動き出したようですが、
我が国に彼らと直接交渉できる「術」は何もありません。
ヨルダン政府に働きかけることもできません。
捕虜になった彼らはすべて自己責任の上の行動です。
たとえ殺されてもそれは彼らの責任です。
国家として交渉することは必要ありません。
日本のマスコミも、ここのところを強く言う人はいません。
ここに我が国の「甘さ」があります。
ジャーナリストだからすべてが許されるわけではありません。
ほとんどの国民は、彼らに何も頼んでいません。
