ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

どうなる小沢裁判・・・でもまだ地裁判決ですけどね

明日26日に東京第五検察審査会の2回にわたる
 
「起訴相当」を受け強制起訴された小沢一郎に対する東京地裁の判決がでます。
 
この裁判、当初から検察審査会が議決に用いた「証拠」
 
殆ど証拠と認められないまま審理され結審しました。
 
検察審査会の審理とこの裁判の中身は全くの別物になってしまいました。
 
ただ有罪にもっていく事のできる事由として揚げられるのは
 
使用者責任」をあてはめるかだけです。
 
4億円の出処を説明できず、秘書が全てを勝手にやったでは
 
通らないことぐらいわかりきった事です。
 
数年前、全く違う事案ですが暴力団員が誤って
 
一般民間人を射殺した事件がありました。
 
人違いだったのですが、この責任問題としてこの組員の所属する組の
 
組長が管理責任を問われ有罪になっています。
 
選挙に於いても、選挙違反は連座制が適用されます。
 
この辺りをどう判断するかが判決の分かれ目です。
 
しかしながらもうひと押しが足りない気がします。
 
「疑わしきは罰せず」なら無罪でしょう。
 
また、23日に小沢一派の国会議員が
 
検察審査会の在り方」調査を要請したと報道されていました。
 
こいつらは本当に馬鹿の集まりです。
 
もはや国民のための行動ではありません。
 
自分たちの「保身」のためのいちゃもん行動です。
 
検察審査会は戦後アメリカの陪審員制度を模し、
 
一般民間人の司法参加のために設けられた制度です。
 
刑事事件に於いて不起訴処分になった事案に対して
 
不服を申し立てた(申立人には規制があります)ものを精査し、
 
審査、議決を行います。
 
審査委員は一般民間人です。
 
市民感覚を司法の場に直接反映させる仕組みです。
 
この流れをしらない小沢一派は、「素人だから」とか
 
「若い」からだとか、委員そのもののあげあしを執るような「ケチ」をつけていました。
 
これが国会議員のする事でしょうか。
 
最も腹立たしいのは、この一派は検察審査会事務局にまで
 
嫌がらせと思われる行為をしています。
 
あの事件が起きるまでは、事務局への問い合わせ頭の電話は
 
日に10本あるかないかでしたが、
 
あの事件以降1日に200本以上となってしまいました。
 
今は落ち着いていますが
 
どうにかして審査会の欠点を突いてやろうとした思惑がみえみえです。
 
判決のあと、この続きがあるので日を改めてUPします。