上村明子さん(12)が自殺した事件で、当初記者会見
に於いて給食を一人で食べている事実やいじめを
確認していないなどと言っていた校長や担任が
教育委員会の調査で実態を把握していたという事が分かったようです。
許せないのはこの事ではなく、記者会見でいじめとの
因果関係が不明であるという逃げ口上です。
この回答は「民事訴訟」に於いて損害賠償を請求されたとき
「因果関係あり」と認めていた時に生ずる億単位の
支払いを回避する為のものです。
いじめが分かっていながら何の策も講じず、成り行きに
任せてしまったこの行為は教職者として「失格」です。
ただ、この教師だけに責任があるわけではありません。
実際彼女をここまで追い込んだのは、このクラスの全児童達です。
この子らの行動すべてが彼女を「自殺」に追い込んだのです。
一見、何の関係もないような報道をしていますが、
問題はこの児童たちと親の躾に起因しています。
間接的であるにせよ「行動」という「武器」で彼女を
「死」に至らしめたという事実は消せません。
まさに「殺人」です。
またこの子らは、その行為の重大ささえ理解していないでしょう。
年月が経ち、この事を理解するようになった時、
この子どもたちは一生消える事ない「十字架」を
背負う事になります。