ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

日馬富士引退の影にあるモンゴル人会

日馬富士引退で事が終息すると
考えている人はどれくらい
いるのだろうか。
この問題の本質は「暴力沙汰」ではなく、もっと基本的なところに問題があることを、マスコミも関係者も指摘をしていないところが大問題である。
この点をいち早く指摘したのが、あの長嶋一茂である。
そもそも「モンゴル人会」という集まりがどういうものかという指摘である。「勝負師」同士が同じ席で酒を酌み交わすなど言語道断であり、敵同士が出身地がただ同じだけで徒党を組むことが大問題であるということである。全くの正論である。こんなことを容認している部屋の親方連中、相撲協会八百長の打ち合わせを容認しているとも取られかねない現状がこの問題の根底にある。こんな会がなければ日馬富士引退などと言う問題も起きなかったろうし、貴乃花親方の異常ともいえる行動もなかったといえる。
貴ノ岩の怪我を思わせる写真が出回っているが、あの写真の信ぴょう性にも疑問が残る。
長さにして7~8センチの裂傷、あれだけ傷口が開いたら、その場で救急車を呼ぶ騒ぎになって、黙っていても警察沙汰である。それと、あの縫合の痕、普通縫合をするときは少なからずとも「剃髪」して雑菌が入らないようにして施術をするのが一般的であるが、あの周囲の毛髪にそられた形跡がない、あれだけ縫っておいて、翌日巡業をこなせるのだろうか。そして最もいけない行動をとっているのが、貴乃花親方である。警察へ被害届を出すのは理解できても、相撲協会の聴取に応じないなど、刑事と民事を混同し自分流の解釈で事が運ぶと考えているところに甘さがある。警察の捜査というのは刑事事件であり、犯罪だという事。一方協会の聴取は民事であり、協会の規則に則った方法で処分が決まるのであって、刑事罰ではない。協会に不信感があっても、協会に所属しているのだから、自分の思い込みで動くのは「子供の心理」である。この件に関して、警察の捜査と相撲協会の問題は全くの別物であって、警察は協会の問題を解決する機関ではないという事。貴乃花のやり方は一見正攻法に見えるが、筋が通っていないと言われれば、それまでの事。ガキがごねているようにしか見えない。
マスコミの報道も連日訳もなく騒ぎ立てているだけである。
治療についての疑問を投げかけるものは誰もなく、ああいった怪我は処置をした病院から警察へ通報するのが義務である。その点に疑問を呈する人間は一人もいなかった。