ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

衆議院解散・・・捨て身の石原慎太郎

先日の党首討論で約束した通り、本日衆議院解散しました。
 
野田総理が解散と交換条件にした法案の通過ですが
 
最初から自民党がブレーキをかけなければたったの2日で通過した法案です。
 
自民党の安倍総裁も何か勘違いしているみたいですが、
 
野田さんの立ち回りの仕方と安倍さんの受け答えを
 
観ていればどちらかが腰を据えてどっしりとした対応であったかは一目瞭然です。
 
本来、解散なんかはしても意味のないことは有権者
 
ほとんどがわかっていることです。
 
それをあたかも自分たちが「解散」を勝ち取ったかのような
 
自民党。3年前の事も何の経験にもなっていません。
 
自民党のやってきたことに嫌気がさして民主に投票した
 
有権者が戻るとでも思っているのでしょうか。
 
もしそんな有権者がいるのであれば、よほど忍耐力のない
 
自己中野郎としか思えません。
 
50年かけて国内を官僚支配にして、滅茶苦茶にした政党
 
がたった3年で政権に返り咲いたら元の黙阿弥です。
 
程度の低い有権者が多数を占めるのならそうなるでしょう。
 
この解散を機に離党した馬鹿議員がいますが、そのうち
 
衆議院比例区で当選した人間は二度と議員には戻れないでしょう。
 
知名度のない人間が選挙区で戦うことはおろか
 
弱小政党に入っても比例で得票できる票はありません。
 
まさに自分のことしか考えていない馬鹿野郎です。
 
国会議員たる値打もありません。
 
野田さんが解散に踏み切った理由は、こう言った不安分子を
 
完全に切り捨てる考えもあったように思えます。
 
また、あの討論の向こう側に見え隠れしたものは
 
「民・自・公」の大連立です。
 
これは私でなくともそう思った方は多いはずです。
 
ただ自民党主体になると官僚制度を切り崩すことが
 
できなくなるのは目に見えています。
 
第三極がこの急な流れについていけないようですが
 
石原さんはこの機会を逃すまいと躍起になっています。
 
この緊張感が弱小政党に伝わらないと一つにはなれません。
 
石原さんは捨て身で何とかしようとしています。
 
維新の橋本さんは合流するには政策がと言っていますが
 
自分の思惑以上に政界の流れが急になったため、ああ言っているだけです。
 
この第三極が一つの政党になれば、新しい流れになると
 
思えますが、「国を託す」までの期待をかけられないのが現状です。
 
民主党に対し永い目を持って待つことができるか
 
猫の目のように激しい変化を求めるのか、
 
はたまた自民党に戻るのか、
 
若い人たちがどう判断し投票するのかでこの国の流れは変わります。
 
弱小政党がいっぱしの事を言ってもそれは実現できない
 
机上の空論で「嘘」になります。
 
そのあたりをよく踏まえて、実現できる政策を掲げた政党に
 
投票するのが一番無難でしょう。
 
自民党が割れて、民主党がスリムになって連立を組めば
 
少しは良くなるのですが、それはもう少し先でしょう。