ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

結局は再稼働・・・意味のない反対派集会

大飯原子力発電所の再稼働をめぐり、
 
関西の関係自治体が地元産業界などの反発もあってか、
 
なし崩しの形で「稼働」容認の方向へ動き出しました。
 
もともと稼働していた原発が定検のために休止し
 
あの福島の事故のせいで「安全」がどうのこうので
 
反対をしていた自治体ですが、なにをもっての「安全」定義なのでしょうか。
 
原子力安全委員会が安全であるという宣言をしていないだとか、
 
原子力規制庁ができていないだとか、
 
反対派の「安全」には根拠となるべき「核」がありません。
 
どこがどう安全であると言っても、それは机上計算による
 
指針に沿って考えられた基準でしかありません。
 
数多くのデーターから構築された指針であり、それは「判断」の目安です。
 
構造体としては計算上、地震の想定をしたうえで構築しています。
 
その想定を上回る事態が起こっても対処はできません。
 
免震棟の事もありましたがそんな物作っても同じ事です。
 
免震棟が残っても燃料棒を入れたプールが崩壊すれば
 
福島と同じ事が起こります。
 
稼働しようがしていまいが、関係のない事です。
 
この状況下で、反対派の自治体の言う「安全」は
 
その根拠となるべき論拠があいまいです。
 
曖昧だからこそ「稼働」やむなしと言う方向に傾くのです。
 
今まで稼働していたものを「止める」という理由がありません。
 
安全の定義付けが出来ないのなら、最初から大げさな
 
パフォーマンスなどする必要はないのです。
 
東京でも無意味なお気楽署名が30万人ほど集まり
 
石原都知事のもとに届けられたそうです。
 
原子力発電の仕組みも知らず、発電の現状も分からず
 
ただ福島の事があったから「止める」べきだと短絡的な
 
根拠で署名した人間が殆どです。
 
地場の産業、原子力に携わる人の生活、
 
京でいえば町工場やオフィイスビルなど自家発電では無理な
 
産業の事を何一つ考えず、自然エネルギーが推定
 
これくらいあるから十分賄えるなど、そのシステムを
 
構築する能力もないのに理想だけで無責任な事を
 
言う、まさに「お気楽」そのものです。
 
都知事が相手にしていないように、
 
都議会にはまったく別物の条例案が出されるでしょうが、
 
原子力規制庁が設立されても、現状だとすぐに「廃炉
 
となるのは第一福島原子力発電所だけでしょう。
 
今後20年かけて、少しずつ「廃炉」候補を選定しつつ
 
新エネルギーへ移行を実行していくと思いますが、
 
原子炉の寿命は40年、廃炉にするまでも40年
 
この事だけは最低でも一国民として記憶の片隅に
 
留めておいて欲しいものです。