ギャンブラーの時事放談

事件事故の真相を鋭く斬りこむ現場監督のブログです

先の見えない原発問題・・・無能集団・原子力保安院

震災からすでに2カ月が過ぎ、復興に関しては

おぼろげながら各地で少しずつその兆しが見えつつあります。

しかしながら、一向に先が見えてこないのが福島の原発問題です。

昨日今日の状況を観ていると、記者会見している

連中の実務経験のなさが浮き彫りになるばかりです。

あれほどの大きな地震の後で、津波の影響をもろに

受けたプラントの被害状況を分析する知識が余りにも無さ過ぎます。

配管は溶接で結合されているものではありません。

こんな事は街の水道屋さんにも分かる事です。

建物は耐震基準に基づいて設計されていますが

配管に耐震基準はありません。

パイプサポートによって保護されているだけに過ぎません。

バルブやフランジでジョイントされているだけですから

壊れて当然です。

しかも、圧力容器も建設当時の写真を観る限り

鉄板の溶接から成り立っています。

原子炉建屋の配筋はそれ相当な構造をしていますが

コンクリートは40年前の規格です。

どれだけ鉄筋が入っていてもクラックは入ります。

この経緯を考えれば水漏れがあって当たり前という

判断は2か月前にできたはずです。

それすらできないのは、あの記者会見している

連中に現場経験がない証拠です。

日本一の無能集団・原子力保安院

あんな記者会見しかできないのなら、防護服を着て

今命がけで作業している現場の人間と入れ替わり

死ぬまで原発で働けばいいのです。

先日、東海原子力発電所であいつらがのこのこ出向いて

訓練をしていましたが、あれは単なるパフォーマンスです。

何の役にも立ちません。

今回の震災で、「議員」特に「国会議員」がいかに

役立たずであるかは国民の一人一人が理解した事でしょう。

もっとひどいのは、菅首相はじめ閣僚たちが必死で事後処理を

しているにもかかわらず、同じ民主党内で権力抗争に走る

馬鹿ども、こいつらの名前と顔は決して忘れないでください。

また、この災害以前に我が国の内政をめちゃくちゃに

して知らん顔の自民党原発問題の原点はこの

腐れ野党が行った政権政策の結末であるという事も忘れてはなりません。

メルトダウンを起こしてしまった以上、早期の解決はありません。

終息まで最低で10年、廃炉まで40年余り、
 
これが最小のスタンスです。

日本という国でこの事象がおこった以上、

国民として命運を共にしなければならないという事を

一国民として理解してください。

マスコミがどんなに騒ごうと、政権が変わろうと

この事態は変わらない現実が今ここにあります。

現実を批判する事は誰にでもできる事です。

今、無能な国会議員がやっている事はまさにこの事です。

我々国民が立ち向かわなければならないのは

この現実を受け入れ、どう対処するか、

その動きの中心母体は国ではなく地方自治体です。

義援金の配分にしてもいまだに滞ったままです。

私自身、民主党の支持者ではありませんが、

元上司が現役閣僚である関係で少なからずとも期待はしています。

最後にもう一度言いますが、

国難をどうするかを考えなければ

ならないときに、権力争いをする馬鹿はこの国に必要ではありません。