先ほどTBSの金スマで白血病に関しての放映がありました。
その中で美奈子のCFや骨髄バンクのことにも触れられ、企画としては申し分のない番組だと思います。
美奈子は数度の骨髄移植も効果がなく、臍帯血移植に最後の望みをかけましたが願い届かず無念の最期を
迎えました。
今回の放送の中で難病に立ち向かう方々のことが取り上げられていました。
当事者でなければ分からない苦しみや悩み、健常者には絶対に分かりえない事柄です。
そんな苦しみや悩みを少しでも和らげてあげたい、そして生きる望みをつなげていきたい、
その手助けをしたいというのが美奈子のオモイでした。
ここではっきり申し上げたいのは、骨髄ドナーの登録はどなたにもできます。
しかし、あの番組の中では骨髄移植そのものを詳しく説明していません。
ドナー登録をして適合者とされても直前で回避する方もいらっしゃいます。
それは骨髄液を抜き取るのがどれほどの苦痛を伴うかが分からないからです。
レントゲン撮影で造影剤を脊髄から注入された経験を持つ方は、私を含めてその苦しさが
お分かりになると思います。
注射針ではらわたをつかまれる苦しさが伴います、それが骨髄液を抜き取る針の太さを
考えればどれほどのものかは容易にお分かりになるはずです。
美奈子もそんな苦しみに耐えて骨髄を移植しました。
医療行為はきれいごとでは済まされません、強い意思と信念がなければなしえないことです。
自己犠牲を考えられて初めてできる行為であることを自覚してください。
できることならあのような放送を今後とも機会あるごとに企画していただきたいと思います。
美奈子がどんな思いで基金を立ち上げたのかご理解ください。
そして残された私たちが何をするべきなのか、どうあるべきなのかは
生涯を通して求めるべき命題です。